リンパ浮腫って何?

リンパ節やリンパ管の発育不全、ガンなどによるリンパ節切除や放射線照射などが原因でおこる
浮腫(むくみ)の事です。症状としては、リンパ液の吸収・排液ができなくなり手(腕)や足(脚)に
リンパ液が溜り、むくみ(浮腫)がでるとともに重圧感、深部痛、だるさ、疲れやすさを感じる事があります。
このむくみを感じたらできるだけ早く専門医や主治医の先生の適切な診断を受け、セラピストにご相談下さい。

どの様な治療をするの?

ドイツにおいて、リンパ浮腫治療の専門病院であるフェルディクリニックで行なわれている、
〝 フェルディ式 複合的理学療法 〟 に基づきひとりひとりの異なる症状に対応していきます。

<基本的な内容として>

本場ドイツの一流メーカーのものを使用します

① スキンケア
皮膚を乾燥から守ります。
② 医療リンパドレナージ(ゆっくりとしたやわらかいマッサージ)
リンパ液を適切に誘導・排液、また硬くなった皮膚をほぐし
健全な状態に近づける効果があります。
③ 圧迫療法(弾性包帯、圧迫スリーブ・ストッキング)
医療リンパドレナージにより得られた良好な状態を維持、
改善する効果があります。
④ 圧迫下での運動療法
筋ポンプによりリンパ液を排液する事に大きく役立ちます。
※ これらの4つを併用する事により大きな効果が生まれてきます。

初診時は、お身体の状態をできるだけ詳しく把握するため、医療面接を念入におこないます。
今までの経過やつらかった事など何でもお話下さい。

毎回の治療の際には、問診と計測を行い回復の過程を記録していきます。
これは、患者様にとって励みになるとともに何かの変化がおきたときの大切な資料となります。

禁忌について ※以下の場合やむおえず治療が行えない事があります。

腎臓・肝臓・心臓疾患でおこる浮腫
急性炎症(蜂窩織炎・皮膚炎など)
感染症(風邪・インフルエンザ・水虫など)
下肢静脈に急性の疾患がある場合(深部静脈血栓症・急性静脈炎)

蜂窩織炎とは

長期にリンパ液が停滞すると患肢の免疫力が低下する場合があります。それにより、小さな傷や水虫から細菌感染を起こし
たり、疲れや過度な負担がかかる事によりおこる急性の炎症症状です。
【主な症状】
① 悪寒(寒気・だるさ・震え)
② 発赤(虫刺され様のポツポツ・全体が赤くなる)
③ 発熱(局所の継続的な発熱や38℃以上の高熱)

※ 上記の症状がみられたら医師の適切な処置を受けるとともに安静を保ち炎症が治まるのをあせらず待ちましょう。
(マッサージや圧迫も一時お休みしましょう)

①これまでの病歴・手術が書かれた、主治医からの
  「診療情報提供書」または「紹介状」をお持ち下さい。
②弾性包帯・弾性スリーブ・ストッキングをお持ちの方は、ご持参下さい。
③普段より、ゆったりサイズの靴・服装でお越し下さい。
  上肢施術の場合:肩袖のゆったりしたもの
  下肢施術の場合:ロングスカート、調節できる靴
(ヒモ靴又は、2サイズ上のもの)

 

医療リンパドレナージ・はり・灸マッサージ
よつば治療院

◆定休日:日・月
◆診療時間
 午前 10:30から12:30
 午後 2:00から6:00
  ※予約優先 
TEL 0285-32-8221
E-Mail lymph@yotsuba-care.net

 

所在地

〒329-0502
栃木県下野市文教3-8-10

アクセス
・JR宇都宮線(湘南新宿ライン)石橋駅 下車
タクシーにて文教通りの『よつば治療院』とお伝えください。
(初乗り料金)
・県道65号線 新田上交差点小山方面に200M
新島内科クリニック・わかば薬局の並び
地図・アクセス

 

プロフィール
木皿 みゆき

大妻女子大学短期大学部 卒
湘南医療福祉専門学校
東洋療法科 卒
スポーツトレーナー科 卒
鍼灸師
あん摩・マッサージ・指圧師
NPO 日本医療リンパドレナージ協会会員
FöLDI式医療リンパドレナージ認定セラピスト
(後藤学園臨床施設上級コース終了)